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YAMAHA(ヤマハ)のDX7について【シンセサイザー】

1983年にYAMAHA(ヤマハ)が発売したシンセサイザー、DX7は実に革命的なモデルでした。
DX7が登場するまでのシンセサイザーはアナログ方式で、フィルターで波形を削る形で音を作っていました。
それに対しフリケンシーモジュレーション(FM)音源によるデジタル方式のDX7は、周波数で変調させ音を作ります。
アナログ方式では出せなかった、エレクトリック・ピアノやフェンダー・ローズピアノのような非整数倍音を含む金属系のサウンドも、デジタル方式のシンセサイザーなら出すことができ、多くのプレイヤーを虜にしました。
アナログシンセサイザーによくみられるスライダーやつまみをなるべく減らし、タッチ式スイッチを採用したのもYAMAHA(ヤマハ)のDX7の特徴ですね。
また最高8ポリだったアナログシンセサイザーに比べ、DX7は16音ポリフォニックと圧倒的な同時発音数を備えていました。
内部RAMバンクに32音色、付属のメモリーROMカートリッジ2つに64音色を搭載し、メモリー容量も当時としては十分過ぎるほどです。
比較的お求めやすい価格設定であったこともあり、プロだけでなくアマチュアでもシンセサイザーを演奏できるようになりました。

 

現在DX7は生産完了となっているものの、中古などで目にした際はぜひお試しになってみていただきたいですね。
またYAMAHA(ヤマハ)には他にも魅力あるシンセサイザーがたくさんありますので、現行モデルでお好みのものを探してみるのも良いかもしれません。

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