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Aria Pro Ⅱ(アリアプロツー)のSB-700について【ベース】

Aria Pro Ⅱ(アリアプロツー)のSB-700は、1978~1984年に作られていたベースです。
ボディにはアッシュでメイプルを挟んだ材を使い、メイプル・ウォルナット5ピースのスルーネック構造のネック、ローズウッドの指板という仕様になっています。


MB-1ダブルコイルピックアップを1基搭載したパッシブ回路が採用され、コントロールは1Vol、1Tone、シリーズ/パラレルはスイッチで切り替えられます。
このMB-1ダブルコイルピックアップのおかげで、自己主張の強い鮮明な音色が生み出されていますね。
ローエンドはすっきりとしていますし、ミッドからハイレンジが心地よく抜けるところも爽快です。
シリーズとパラレルが切り替えられることで音作りの幅も広がりますね。
Aria Pro Ⅱ(アリアプロツー)のSB-700の中でも初期に作られたものは、BAT型(蝙蝠型)と呼ばれるヘッド形状が用いられている他、補強のためのボリュートがヘッドとネックの間にあることからも見分けられます。
また「Aria Pro Ⅱ」でなく「The Aria Pro Ⅱ」というロゴになっている点も、初期モデルを見分けるポイントのひとつですね。
日本では工業製品の設計を担当した個人の名前は世に出ないことがほとんどですが、SB-700をはじめとしたSBシリーズや、同じくAria Pro Ⅱ(アリアプロツー)のPEシリーズに関しては、林信秋氏による設計であることがはっきりしています。
SB-700の初期モデルにおいて、林信秋氏を指す「H.Noble」という文字があることがその証明となっています。

 

国外からも高い人気を集めているAria Pro Ⅱ(アリアプロツー)のSB-700。
お見かけになった際はぜひお手に取ってその魅力を味わってみてくださいね。

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