Martin(マーティン)のSC-13Eについて【アコースティックギター】
アコースティックギターの老舗ブランドの一つであるMartin(マーティン)では、多様なラインナップを取り揃えています。
その中でも1992年に発売されたD-1から始まるROAD SERIESは、価格を抑えつつもMartin(マーティン)らしい輝きに満ちたサウンドをお楽しみいただける、コストパフォーマンスに優れたシリーズです。
SC-13EもROAD SERIESのうちの一つであるカッタウェイモデルのギターで、アシンメトリーのS字シェイプボディを持っています。
トップには鮮明でブレのない音色を持つシトカスプルースを、バックとサイドには歯切れがよく朗らかなコアを、指板とブリッジにはエボニーが使われています。
小さめのボディは演奏時には体に密着し、また左右非対称であることでハウリングを減らしています。
それでいて低音も十分に出ますし、偏りのないサウンドが得られていますね。
ハイポジションが演奏しやすいようネックの角度をお好みで調整できるSure Align Neck Systemを採用したことで演奏性も向上しています。
薄いネックシェイプはLow Profile Velocityと呼ばれ、こちらもハイポジションの演奏性を高めてくれています。
SC-13EではTone Tension X BraceというXブレイシングが用いられていますが、スキャロップ加工を高音弦側だけに施すことで、豊潤な高音と鋭い低音が生み出されます。
Fishman MX-Tをピックアップとして備えており、ライブ会場などでも問題なくお使いいただけるでしょう。
伝統的でありながら革新的でもあるMartin(マーティン)のSC-13E。
ぜひ多くの方にその魅力を味わってみていただきたいですね。